LED回路工作部屋 > GT-723F GPSモジュールの詳細 【最終更新日:2011/12/14】
GT-723F GPSモジュールの詳細
■ 寸法等



 秋月電子通称での購入価格は 2800円 (2012/1) です。
 寸法は 20mm x 20mm と、非常に小さいです。
 モジュールの入出力端子とは付属の専用コネクタで接続するが、コネクタも小さいが、比例して線も細いので、取扱いには注意が必要。最初は片方のコネクタ直前辺り(線を3cmほど残して)で切断し、線の長いほうをGPSと接続して、GPSがぶらぶらな状態でいろいろと試験していたが、GPSの重量がコネクタにかかっていたようで、圧着端子付近でピチプチ線が切れまくり、コネクタだけが残る。別売で予備の線付コネクタが販売されていないので、慌てて捨てる予定だった片方のコネクタを見つけ出す。で、今度はGPSとコネクタケーブルに負担がかからないように固定して使用する。



 電源を投入すると赤色LEDが点灯します。早ければ20秒ほどで衛星を補足すればLEDが点滅します。
 最初はなかなかLEDが点滅しませんでした。新品なのに表ラベルが汚なかったので、中古(ハズレ品)を送られてしまったのかとも思った。が、外に出て空の見通しがよいところで電源を入れ30秒ほど待ったら点滅が始まり、GPSに接続したパソコンに受信データが上がってきたのでほっとする。
 なぜか、あれほどなかなか受信しなかったのが、部屋の中でも衛星を補足するようになり絶好調!


■ 端子



 GT-723Fの入出力端子は、左から@〜Eになっています。

  @ Ground
  A Power (DC3.0V〜5.0V)
  B Data In (RS-232C level,to input command message)
  C Data Out (RS-232C level,to output NMEA message)
  D Data In (TTL level,to input command message)
  E Data Out (TTL level,to output NMEA message)

 GT-723FはTTLレベルの出力があるので、PICとそのまま信号線を直結できます。ただ、TTLレベルでのデータ受信だとほんのGPSとPIC間のケーブル長が10cm程度でも、受信データがのってこなかったり、化けていたりと注意が必要です。GPSデータをPICで受信し、LCDに受信データを表示しようと思って実験していましたが、前述の事象が発生して、なにが原因がなかなか検討つきませんでしたが、信号ケーブルと電源ケーブルが接近していると、TTLレベルだと影響を受けるようです。なので、GPSとPIC間を30cm程度のケーブルで接続していますが、TTLレベルだとGPSのデータがPICまで届かないのでRS485モジュールでデータを送ることにしました。


■ GPSのデータ

 GPSからはNMEAメッセージで送られてきます。データはASCIIコードで送られてくるので、文字に変換すると、各種フォーマット中のフィールドでデータを取得できます。

・ちなみに生データはこんなふう
036,071,080,071,071,065,044,049,051,052,049,050,057,046,053,051,051,044,051,
054,050,051,046,057,055,049,048,044,078,044,049,052,048,050,053,046,054,051,
055,057,044,069,044,049,044,048,056,044,049,046,049,044,052,057,046,050,044,
077,044,051,052,046,056,044,077,044,044,048,048,048,048,042,054,070,013,010

・生データを文字に変換すると
$GPGGA,134129.533,3623.9710,N,14025.6379,E,1,08,1.1,49.2,M,34.8,M,,0000*6F となる。


各種フォーマットのフィールドデータ詳細は下記の説明書を参照してね。
・GT-732F 説明書