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サイクルと1秒の作り方

 ■■■ サイクルについて ■■■
 PICマイコンは、供給するクロックの4クロック(4Hz)で1命令の動作タイミングで処理します。このタイミングを1サイクルと呼びますが、 分岐命令に関しては、処理に2サイクル必要とする場合があります。

 ■■■ 1秒を作る ■■■
 PICマイコンで8MHz(通常、内蔵されているクロックの周波数)のクロックを使って1秒を作るには 200万サイクル(2,000,000サイクル)の処理を行うことになります。
 200万サイクルはとても膨大な処理数なので、いくつかに分割した処理を行います。
 下図では0.1msecのタイミングを作り、そこから10msecのタイミングを作り、10msecを100回繰り返して1秒のタイミングを作っています。
 この1秒のタイミングを使って、
 bsf LED
 call Wait_1s
 bcf LED
 call Wait_1s
 を繰り返すと、LEDが1秒おきに点灯、消灯を繰り返す動作になります。

 タイミングを作る場合の注意は、分岐命令で飛ぶ場合、2サイクル必要になるということです。
 call や goto は目的の場所へ飛ばすので必ず2サイクル必要になります。
 他、decfsz、incfsz、btfsc、btfss などでスキップする場合は2サイクル必要になります。