LED回路 工作部屋 > Xbeeの端子表、動作確認用基板の回路図 【最終更新日:2011/1/11】
Xbeeの端子表、動作確認用基板の回路図
Xbeeとは? :
ZigBee規格に対応する無線通信用組み込みモジュール。アンテナ、無線アナログフロントエンド、信号処理プロセッサが高密度に実装されているため、 わずかなスペースで、ディジタル無線通信が実現できる。マイコンとはシリアルインタフェース(UART)で接続する。
右写真のものは"XBee ZB"で通信距離が室内40m・屋外120mのもので、他に"XBee-PRO ZB"という通信距離が室内90m・屋外3200mがある。
※写真のS2はシリーズ2という意味らしい。バージョンのことだろう。

用途 :
無線でシリアル通信ができるので、機器と機器間の通信線を敷設しなくて済む。

使用上の注意点 :
PICと接続する場合使用電圧が異なるので、ここが一番の注意点。PICが5VでXBeeが3.3V駆動。シリアル通信線を接続する場合、XBeeのTXとPICのRXを接続する場合はそのまま。XBeeのRXとPICのTXを接続する場合は分圧してXBeeのRXに3.3Vの電圧がかかるようにする。
////// テスト基板の製作 //////
 Xbeeの動作を確認するのに、  パソコンと接続する親側の基板(下図のCORDINATOR AT側)と無線でシリアル通信を行う子側の基板(下図のROUTAR AT側)を製作する。

 送受信の確認は"シリアル通信 文字送受信テスト ソフト"を使用してXbeeを使った無線通信を行ってみる。
 ソフト上で送信文字を打ち、送信ボタンを押すと、CORDINATOR AT側基板を通してROUTAR AT側基板へ文字コードを無線で送り、ROUTAR AT側基板は受信した文字コードをPICのレジスタに保存し、保存した文字コードをCORDINATOR AT側基板へ送り返します。ソフト上の受信文字に送信した文字が表示されます。

Xbeeの送受信設定はX-CTUで行う。
※X-CTUダウンロードページ
[XCTU 32-bit ver. 5.1.4.1 installer]はWin7可能。


XBeeの端末は以下の3種類に分類される。

・XBee Coordinator(ZC)=ネットワーク内に1台存在し、ネットワークの制御を行う端末
・XBee Router(ZR)=データ中継機能を含むZigBee端末
・XBee End Device(ZED)=データ中継機能を持たないZigBee端末
////// Xbee端子図 //////