LED回路工作部屋 > 超音波距離測定モジュール(US-015)を使ってみる 【最終更新日 : 2016/09/30】
超音波距離測定モジュール(US-015)を使ってみる
■■■■■■ 使い方  ■■■■■■



  超音波距離測定モジュール(US-015) 本体は、基板から4本の端子が出ていますが、それぞれの端子には基板上に名称が印刷してあります。
  VCC 電源(+) ※DC5Vを接続します
  Trig 10μsec以上のHighレベル信号を入力すると距離計測を開始します
  Echo 往復の総和がHighレベル信号で出力されます
  GND 電源(-)

 実際の使い方はモジュール化してあるので簡単で、 Trig 10μsec以上のHighレベル信号を入力してあげれば、 Echo 往復の総和がHighレベル信号で出力されるので、その信号の長さを測れば距離が分かります。

 音の速さは下記になります。
 気温15度 340m/sec
 気温25度 346m/sec
 気温35度 352m/sec

 音の速さを 340m/sec だとすると、音は1m進むのに 2.94ms 、1cm進むのに 29.4μs 必要になります。
 Echo には往復の総和がHighレベル信号で出力されるので、 実際は 1cm から計測できるわけではありませんが(5cm〜から計測可能)、1cm だと往復で 58.8μs かかるので、 Echo からは 58.8μs間 Highレベル信号が出力されます。

 この Echo からの出力を PIC に取り込み距離に変換するには下記になります。
 当方の実験では 20MHz のクリスタルをクロックとして使用しました。 PIC は 4クック で 1サイクル となるので、1秒で5,000,000サイクルの処理ができます。
これは 1μs で 5サイクル の処理となるので、1cm の距離(58.8μs)に換算すると 294サイクルごとに出力の有無をカウントすれば距離が分かります。
 
 下図は実験の構成と基板配線図です。





 結果、Amzonで1個240円で購入したものですが、US-015 で測定した距離とメジャーで測った実測とで 2cm 程度の誤さしかありませんでした。
 当方は人の感知を目的としてこのモジュールを使いたかったので、取扱いは簡単だし使えそうです。
■■■■■■ ダウンロード  ■■■■■■

○ 「超音波 距離計測」アプリのダウンロード
 パソコン上で距離を表示するアプリです。
  「超音波 距離計測」アプリ [E50_VB.zip 13.1kb]

○ PIC16F688 HEXファイル のダウンロード
 PIC用のプログラムです。
 PIC16F688 プログラム [160926_688_USW_test2.HX 801b]