LED回路工作部屋 > パソコンから遠隔操作・監視する入出力回路 [e42] 【最終更新日 : 2015/10/14】
パソコンから遠隔操作・監視する入出力回路
■■■■■■ 説 明  ■■■■■■
 有線で遠隔操作できる入出力回路です。用途は遠隔での ON/OFF 操作、遠隔での監視です。
 パソコン上の遠隔制御ソフトから、離れた場所に設置し有線で接続された入出力基板の出力操作 ON/OFF や入力の検知状況を得ることができます。
 入力側の使用例は、センサー等の検知信号を入出力基板に接続し、検知状況をパソコンの画面にログ表示したり、検知した際にメールで通知したり無人で監視することが可能です。
 有線の仕様は、パソコンとシリアル変換ケーブルで接続されたRS485変換基板から入出力基板までは2線でRS485の半二重通信を行っています。接続距離はRS485ドライバの仕様上1.2kmまで可能です。
 紹介する入出力基板は出力2系統、入力2系統ですが、系統数は希望に応じて別途増設可能です。
 通信線はツイストペアケーブル推奨ですが、すごく長い距離でなければペアケーブルで問題ありません。

・RS485ドライバ カタログ
■■■■■■ 入出力基板  ■■■■■■
 出力2系統、入力2系統の入出力基板(駆動電圧はDC5V)です。出力は "1" or "0" の信号出力なので、出力側を使用する場合は別途 出力リレー基板を接続 して接点出力になります。
 出力リレーは基板のリレー仕様は 125VAC 1A、30VDC 2A です。これ以上の電源のON/OFFをする場合は、別途規格の合うリレーやSSR等を接続して使用します。
 入力は接点ONで正常、接点OFFで異常となり警報が出る仕様です(検知図参照)。ドア開閉センサや人感センサ等を接続すれば、出入管理の記録や侵入者の監視ができます。

秋月電子通商 関連商品
・ケース入りリードスイッチ(ドア開閉センサ)
・焦電型赤外線センサーモジュール(焦電人感センサ)
・超小型スイッチングACアダプター5V2A(基板用電源)



■■■■■■ RS485変換基板  ■■■■■■
 USB・シリアル変換ケーブルから出力されるTTL(CMOS)レベルのシリアルデータをRS485レベルで送受信するのに制御・変換する基板です。
 基板の電源はシリアル変換ケーブルから給電されます。通信速度は19200bps固定にしてあります。


秋月電子通商 関連商品
・FTDI USB・シリアル変換ケーブル(5V)


■■■■■■ 遠隔制御ソフト  ■■■■■■
 VB2008で作成。入出力基板1枚をサポートします。それ以外の場合は用途に合わせたソフトを別途製作可能です。
 主な機能は下記になります。

 ・ボタンによる出力の ON/OFF 操作
 ・入力の表示(入力を検知すると対象ラベルが 赤 の点滅になります)
 ・ログの表示(出力のON、入力検知時にログを表示)
 ・ログの保存(テキストファイルでログの表示内容を日付ごとに自動保存)
 ・入力検知時に指定箇所へのメールを送信


 使用手順(パソコンと入出力基板が正常に接続されている状態であること)
 @ファイル中の「「遠隔制御ソフト.exe」をクリックでソフトが起動します。  @使用する仮想COMポートを選択し、「シリアルポート」ボタンを押しポートを開く(ボタンが緑になります)。
 A「制御システム」ボタンを押し制御開始します。出入力基板との通信ができれば「システム通信正常」が出ます。 通信モニターの正常率が95%以下になる場合は、制御システムを停止し、間隔を標準の20msから40ms等に変更してみてください。



 遠隔制御ソフトの内容説明です。
 「遠隔制御ソフト.exe」が本体でクリックすれば起動します。他、設定用ファイルやログ保存フォルダがあります。一式で動作するので、 各フォルダ、ファイルは移動しないで下さい。

 遠隔制御ソフト一式のダウンロード(20kb)