LED回路工作部屋 (トップ) > 照度検知スイッチ回路を作る 【2023/7/25】
照度検知スイッチ回路を作る [E-63]

 回路の説明
 周囲が暗くなるとリレー接点がONになり、明るくなる、または時間設定リレー接点がOFFになる「照度検知スイッチ回路」です。  基板の「接点1」または「接点2」にガーデンライト等の電源を接続すれば、夜間に点灯させることができます。
 照度(明るさ)は、Cdsを使った電圧を変化をA/D変換した値で測定しています。明るさに応じ0(明るい)〜127(暗い)の範囲で変化します。 この回路では接点がON(点灯)になる値、接点がOFF(消灯)になる値を設定でき、標準はONが"110"、OFFが"95"になっています。この値は専用ソフトから変更可能です。
 また、接点がOFF(消灯)は、節電のための時間設定(最大255分)も可能です。

 下図の解説
 (点灯) 暗くなると照度値が上がるので ON側設定の"110"を超えると点灯(接点ON)します。
 (消灯a) 点灯(接点ON)になると同時に、時間設定とOFF側設定の確認プログラムが同時に発動します。時間設定をしてあれば、明るくなる前に指定時間経過で消灯(接点OFF) になります。時間設定で消灯(接点OFF)した場合、OFF側設定"95"以下にならないと再度点灯はしません。
 (消灯b) OFF側設定"95"以下になると消灯(接点OFF)します。
 (消灯c) Wait設定があると、OFF側設定"95"以下になってもWait時間を経過しないと消灯(接点OFF)しません。瞬間的に照度センサーにライトが当たった場合に、すぐ消灯しないようにする回避用です。



 基板の説明
 ・基板電源 : DC5V
 ・基板サイズ : 72mm x 47mm (片面ガラスコンポジット・ユニバーサル基板)
 ・接点1、接点2の容量 : 各 2A 30VDC、1A 125VAC (5V小型リレー 2回路C接点 941H-2C-5D)
 ・照度センサー : 5mm CdSセル(1MΩ)
 ・制御用PIC : PIC16F688 (下記はポート接続先)
   RA0 = なし
   RA1 = なし
   RA2 = なし
   RA3 = なし
   RA4 = LED2
   RA5 = LED1
   RC0 = なし
   RC1 = 照度センサー(A/D)
   RC2 = リレー
   RC3 = 10kΩ半固定抵抗(A/D)
   RC4 = TX
   RC5 = RX
 ・10kΩ半固定抵抗 = 時間設定消灯用。回すとA/D値が0〜255の範囲で変化するので、0〜19は時間設定OFF、20〜255は時間設定ONでA/D値x1分の時間で動作します。



 設定ソフト
 標準の設定値の変更や、A/D値の確認を行う設定ソフトです。パソコンと基板を指定のケーブルで接続することで使用できます。
 パソコンと基板を接続し、通信を開始すると[通常]と[設定]が選択できます。
 [通常]時は基板から送信される2つのA/D値、照度値と時間指定消灯の設定値を表示します。[設定]時はA/D値の送信は停止し、"ON側" "OFF側" "Wait" の[書き込み][読み込み] が可能です。