トップページ > 310web Online Phot Gallery > 筑波実験植物園にサケリュウゼツを見に行く (2008/6/28) |
栽培30年、一度だけ咲いて枯れる花 サケリュウゼツ |
【2008年6月28日】 新聞等で知ったのだが、なんと"栽培30年、一度だけ咲いて枯れる花"なるものが、この世の中にあったことを知った私は、どんな花なのか興味が沸き、場所も筑波と近いこともあって実際に観賞しに行ってきました。 背丈が4m超ということもあり、さぞ大きな花が咲いているのだろうと思っていたが、先端で"もやし"を栽培してるかのようなちーこい花でした(汗)。 ただ、その茎は30年という歳月を物語るかのように立派なもので、一見の価値があるかもしれません。 【サケリュウゼツ関連記事の抜粋】 ■ 茨城県つくば市天久保4の国立科学博物館筑波実験植物園のサバンナ温室で、メキシコ原産のリュウゼツランの仲間サケリュウゼツが開花した。7月上旬ごろまで楽しめるという。リュウゼツランの仲間は開花するまで40年、長いもので100年かかるといわれ、一度開花すると枯れてしまう。今回咲いたサケリュウゼツも、86年の移植前から、すでに30年以上栽培を続けているもので、高さ約5メートルの茎の上に、黄色の花を咲かせた。サケリュウゼツが咲いたのは、同園では初めて。リュウゼツランは、葉の形を竜の舌に例えたもので、サケリュウゼツはメキシコの酒プルケの原料として知られる。同園には、他種のリュウゼツランも3種ほどつぼみをつけており、7月下旬まで引き続き開花がみられるという。 ■ 開花に長い年月を要することから「センチュリープランツ(世紀の植物)」と呼ばれているリュウゼツラン科のサケリュウゼツが、つくば市天久保4丁目の国立科学博物館筑波実験植物園で花を咲かせている。芽生えから開花まで数十年かかるため、花を観察できるのは非常に珍しい。リュウゼツランはメキシコを中心にアメリカ大陸に分布している。高さ16メートルほどに成長する種類もあり、一度花を咲かせると枯れてしまう。300種類ほどあるとされ、同植物園には15種類が植栽されている。今回、花を咲かせたサケリュウゼツは86年に同植物園に移され、少なくとも30年以上がたっているという。植物園のサケリュウゼツは2月ごろ、鋭いとげのある分厚い葉の間から花茎が伸び始めた。5月にはつぼみの固まりが出現。6月に入って、4メートル以上に伸びた花茎の先端に、鮮やかな黄色の花を咲かせた。花からは蜜が分泌されており、周囲に甘い香りを漂わせている。開花まで長い時間を要することについて、同植物園植物研究部の遊川知久研究主幹は、「花を咲かせる力を蓄えるのに何十年も必要ということ。成熟に時間がかかる」と説明する。今月下旬までが見頃。ただ、別の種類の株もつぼみをつけており、7月いっぱいは楽しめるという。 ■ 葉の形を竜の舌にたとえた植物「リュウゼツラン」の仲間のサケリュウゼツが、つくば市の国立科学博物館筑波実験植物園で開花した。開花は一九八六年に栽培を始めて以来、初めて。つぼみが膨らんだ状態のものもあり、七月末まで観賞できそうだ。今年二月から茎が伸び、四カ月で約五メートルに成長。茎の上部がブロッコリーのように房状に枝分かれし、小さな黄色い花が密集して咲いている。葉は細長く、肉厚で縁にとげがあり、放射状に広がっている。サケリュウゼツは数十年かけて株の中心部に栄養分を蓄え、一気に茎を伸ばして開花する。花はみつをたたえ、原産地のメキシコではプルケという醸造酒の原料になる。 |
■ 場所 | ||
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