LED回路工作部屋 (トップ) > 鉄道模型(N、HO) をパソコンで制御するセット 【Bタイプ】 【最終更新日 : 2018/10/09】
鉄道模型(N、HO) をパソコンで制御するセット 【Bタイプ】
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 【下記の説明項目をクリックするとジャンプします】
 1.パワー基板 (運転制御基板【Bタイプ】) の取扱説明
 2.鉄道模型制御アプリ の取扱説明


 1.パワー基板 (運転制御基板【Bタイプ】) の取扱説明
 ここでは @ ドライバのインストールA 使用準備 (手順1〜手順6)B パワー基板上のLED説明 を説明します。

 @ ドライバのインストール
 初回のみ、パワー基板 を パソコン に接続したときに 仮想COMポート として認識させるためドライバーのインストールが必要になります。 ※【図1】参照
 Windows 10 はドライバー不要で認識しますが、Windows XP Vista 7 8 は必要なので、認識させてください。
 ドライバーとインストール方法は下記になります。
 「パワー基板」 ドライバーのダウンロード [CDM v2.12.16 WHQL Certified.zip 1.29Mb]
 「パワー基板」 ドライバーのインストール方法 (Windows7編)
【 図1 】


 A 使用準備 ( 手順1〜手順6 )
 手順1 (スペーサの取付).
 パワー基板の配線が短絡しないように付属のスペーサを取り付ける。


 手順2 (フィーダーの接続).
 線路のフィーダー を パワー基板 の フィーダー接続端子 に接続する。


 手順3 (電源の接続).
 パワー基板に電源(ACアダプタ)を接続する。パワー基板の電源の ON/OFF は ACアダプタのコンセント側の抜き差しで行って下さい。


 手順4 (パソコンと接続).
 パワー基板とパソコンを USBケーブル で接続します。接続すると基板上の USB-シリアル通信モジュール の 青LED が点灯します。


 手順5 (アプリの起動).
 パソコン側で運転制御アプリを起動する。アプリをクリックで起動します。


 手順6 (通信の開始).
 アプリを起動すると、パソコンが基板を認識していれば COM** と表示されます。COMポートを選択し、通信を開始します。
 パソコンと基板の通信が正常な場合、アプリのボタンが、基板の PwLED(赤LED) が 点灯 になります。
 以上で パソコンから鉄道模型を操作する準備 は完了です。
 これでアプリから手動運転・自動運転が行えるので、アプリの詳しい使いかたは "2.鉄道模型制御アプリ の取扱説明" を参照して下さい。


 B パワー基板上のLED説明
 動作確認用として、LEDを3個 基板上に配置しています。各LEDの用途は下のとおりです。
 電源LED (赤LED) : 電源投入後、マイコンの起動が正常な場合、点灯します。点灯しない場合は基板の故障です。
 前進・後退LED (青LED) : 後退時に点灯します。前進時は消灯。
 PWM LED (青LED) = 電流を制御する PWM信号 と同期して点灯します。



 2.鉄道模型制御アプリ の取扱説明


 アプリ上の各機能に関する説明です。不明な点がありましたら質問して下さい。  ※項目名をクリックするとジャンプします
 (1) 手動運転 車両の加速、減速、停止などの操作を行います
 (2) MP3再生 MP3の再生、停止ができます
 (3) プログラム運転 (自動運転) 自動運転ができます
 (4) 自動運転用 プログラムの作成説明 プログラム作成の詳細です



 (1) 手動運転
 車両の運転(操作)を行います。
 加速(W)ボタン : 車両が加速します。出力(パワー)が増加します。Wキーで操作できます。
 減速(E)ボタン : 車両が減速します。出力(パワー)が減少します。Eキーで操作できます。
 停止(R)ボタン : 車両が停止します。出力(パワー)がゼロになります。Rキーで操作できます。
 前進・後退(T)ボタン : 車両の進行方向(前進・後退)を切り換えます。Tキーで操作できます。
 増減幅 : 車両が加速・減速する際の増減幅の設定です。標準の"2"だと、出力値が 0⇒2⇒4⇒6⇒8% と変化します。
 出力下限値 : 停車中に車内灯などを点灯させたい時に設定します。
 PWM周波数設定 : 低速走行時のスムーズさや、モーター音が変化します。


 (2) MP3再生
 リスト覧に表示したMP3ファイルを選択し、再生・停止します。手動で発車メロディ等の効果音の再生に使用。
 サンプルが10種ありますが、MP3ファイルならMP3フォルダ内に入れて再生できます。


 (3) プログラム運転 (自動運転)
 プログラムによる自動運転の操作手順を説明します。
 "@プログラムリスト" から実行するプログラムを選択し、プログラム記述が問題なければAに "プログラムOK" の表示が出ます。
 "Bプログラム運転"ボタン を押すと、運転が始まります。もう一度押すと運転停止になります。
 選択したプログラムを繰り返し実行する場合は C にチェックを入れて下さい。
 プログラム実行中は、D のプログラム内容に従い プログラムアドレス順に動作します。 E に実行中のプログラムアドレスを表示します。
 

 (4) 自動運転用 プログラムの作成説明
 【プログラムについて】
 プログラムは下図 (プログラムコード表) のプログラムコードを動作させたい順番に記述して作成します。
 主な 動作 (動作コード) は7種類あり、"動作コード" の後に "カンマ(,)" で区切って "設定コード" を付加します。これが1つの プログラムコード になります。
 この プログラムコード を順に組むと、プログラムが出来上がります。
 たとえば、下の 例@ から 例E のように組んだ プログラムコード を実行すると   車両の動く方向を前進にして、加減率を使用し、ゆっくり出力30%まで加速する。加減率を解除し、10秒走行したら 出力0% にして停止する  のような動作になります。
 例@: d,0 (車両の動く方向を前進にする)
 例A: ps,1 (加減率を使用する)
 例B: pw,30 (出力(パワー)を30%にする)
 例C: ps,0 (加減率を使用しない)
 例D: t,10 (10秒カウントする)
 例E: pw,0 (出力(パワー)を0%にする)


 【プログラムを作成する】
 ※2018.10.09
 プログラム作成時、コードだけの記述では分かりづらいので、コメントが入れられるように修正しました。


 ※2018.9.18 追記 : プログラム作成について
 プログラムは少しづづ車両の動きを確認しながら下図@〜Cを繰り返しながら作成して下さい。
 @ プログラム記述、 A ファイル保存、 B プログラムの更新、 C 自動運転開始 を繰り返します。


 作成の際の注意点です。
 ・アプリでは "Shift-JIS" で記述した文字を取り込みます。 "Shift-JIS" 以外で記述した文字だと 文字化け するので、その場合はサンプルプログラムを コピーして内容を書き換えて下さい。
 ・プログラムはメモ帳などで作成できます。テキストファイル(.tex) として保存して下さい。プログラムのファイルは "programフォルダ" に入れて下さい。
 ・プログラムは最初から上手くは動作しないので、車両を動かし、間違ったところのプログラムを修正しながら仕上げて下さい。


 【プログラムの例】